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富山県臨床工学技士会会長 森田 猛 |
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会員の皆様、新年あけましておめでとうございます。
年末年始の休暇中も勤務された方も多いと思います。本当にご苦労様です。
昨年の役員改選後、通常総会を経て第1回理事会にて会長にご指名頂き、微力ながら当会の活動に邁進してまいりました。
本年も精一杯頑張る所存でございますので、なにとぞ昨年同様のご協力をよろしくお願い申し上げます。
さて、昨年はUターンされた方、新卒で県内に就職された方など、例年になく多くの新入会員をお迎えすることができ、大変うれしく思いました。
皆様にとりまして昨年1年はいかがだったでしょうか。
特に新卒で就職された方は就職活動に始まり、年度末の国家試験、そして4月からは今までの学生生活とは一変して、実際の業務の厳しさを体験され、人生の中でも激動の1年ではなかったかとお察しいたします。
現在の職場はいかがでしょうか。
新しい環境で、これから臨床工学技士としてますます研鑽され、活躍されますよう期待しています。
ところで、既に報道等でご存じかと思いますが、厚生労働省が発表した「医療制度構造改革試案」によりますと、今年は4月の新年度から医療費の大幅改革が予定されております。
私たち臨床工学技士が関連したところでは、人工透析に関連する医療費の更なる引き下げ等も予想されます。
日本医師会が中心となって活動
しております「国民医療推進会議(日本臨床工学技士会も参加団体)」では国民皆保険制度を守るため改革に反対の立場をとっておりますが、今後の動向を見守りたいところです。
この厳しい状況下においても私たちは病院・医院の健全な経営を維持するための一翼を担いながら、患者様には安全で質の高いサービスを提供しなければなりません。
私の勤務する富山大学附属病院では遅ればせながら平成14年2月より「医療機器管理センター」を開設し、これまでは人工呼吸器を中心に管理を行ってまいりましたが、昨年末より更に輸液・
シリンジポンプなどを管理することとなり、現状調査のために患者様の病室まで入らせて頂きました。
その時、
直接患者様のために入室したわけでもないのに「ありがとうございました」という言葉を何度もいただき、恐縮してしまいました。
しかし私たちの行っていることが巡り巡って患者様の安全につながるのかもしれないと考えますと、改めて身が引き締まる思いがいたします。
末筆となりましたが、会員の皆様にはどうぞ今年1年も健康で公私にわたりご活躍されますことを祈念いたします。
今後ともご指導ご鞭撻賜りますよう、よろしくお願いいたします。
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